Felistas

クリエイティブエージェンシー「オフィスSoRA」と、「学習支援塾エール」の2つの事業を通じて伝えたいのは、【言葉の実現力】。毎日の中に散りばめられた小さな言葉に未来があると信じています。

何を × どんな気持ちで

野球のクラブチームで
レギュラーをめざす次男

 

先々週の公式戦で後半出場し、
足の速さをいかした超ファインプレーで
「よく獲った!」と誰もが声をあげた嬉しい試合になりました。

 

その絶好調ぶりが認められ、翌週の試合。
同点で迎えた最終回の先頭バッターに
次男の名前が呼ばれました。

代打です。

「流れ、持ってこい!」と
大騒ぎするベンチの声に
背中を押されるようにボックスに入った次男

低めのボール球はよく見ましたが、
2つのファールのあと、
高めの球を見逃してしまいました…。

あ〜〜〜〜、と、
残念な声が大きく漏れるベンチ。

その中に戻った次男
キャップのつばを深く傾けて、
3者凡退で試合が終わるまで
ずっとずっと顔を隠していました。

たぶん、
悔しくて悔しくて、
こぼれた涙を隠していたんでしょう。


それから3〜4日経って、次男があの日を話し出しました。


打てると思っていたこと。
高めはボール判定ではなかったかということ。
悔しくて続くバッターは見られなかったこと。


ひとしきり聞いたあと、
私はこう言いました。


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パフォーマンスは
「何を」「どんな気持ちでやるか」だよ。
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このパフォーマンス理論は
私が経営する『学習支援塾エール』で
何度も学んでいますので、
次男にとって初めて聞く言葉ではありません。

 

でも、頭でわかっているだけでは、
成果にはつながらないんです。
自分の毎日に落とし込まないと…。

 

だから、私は伝えました。

 

「何を」は技術だから、
代打に呼ばれた時点で、もう整っている。
技術がなければ、あんな大事な場面で呼ばれたりしない。
だから、あとは「どんな気持ちで」だけだよ。

想像して。

一番イケてる自分の、その時の「気持ち」を。


素振りをするときも、
勉強するときも、
たとえ、うまくいっていないときでも
想像するくらいなら、できるよね。

あの打席に対して、
ごまかし笑いだった次男の笑顔が変わった気がしました…(*^_^*)。


技術や能力だけじゃない。
もうひとつの何か。

目には見えないけど、
そこに成長のヒントがあると
みんなに知ってもらいたいです。

 

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※写真は、悔しかった試合の夜。
洗った帽子を干しながら
次男の涙を隠してくれてありがとね」って、思いながら、撮ったもの。