Felistas

クリエイティブエージェンシー「オフィスSoRA」と、「学習支援塾エール」の2つの事業を通じて伝えたいのは、【言葉の実現力】。毎日の中に散りばめられた小さな言葉に未来があると信じています。

子どもだって…

先月27日。
長崎県で個人指導塾を経営するY先生が
「学習支援塾エール」に見学に来られました。

原田メソッド認定パートナーを受講されたY先生は、
小中学生が原田メソッドをベースに
自分たちで学ぶ先進的な取り組みをしている当塾を
ぜひ見てみたいとおっしゃり、
名古屋出張の合間に足を運んでくださったのです。



その日はちょうど「チーム学習会」。

小学4年生から中学3年生までが
同じ教室で、自分の課題に取り組み、
わからないところは互いに助け合って解決していきます。

チームで学び合う子どもたちを見て、
Y先生が驚いていたのは、自分で学習計画を立てる様子でした。

 

「チーム学習会」では、
今日何をするのかを自分で決めてシートに記入し、
先生にチェックしてもらいます。

学習内容や時間だけでなく、
休憩のタイミングも自分で決めます。

それを知ったY先生は大変驚き、

「休憩時間30分とか書く子はいないんですか?」と私に尋ねました。

 

冗談まじりだったと思いますが、
もちろんエールにそんな子はいません。

 

 

 

昨日の学習前MTGで、
Y先生からそのように言われたことを塾生に言うと、
みんなも「そんなことするはずないじゃん」と苦笑いしていました。


だよね、わざわざ勉強しに来ているのに、
30分も休憩したらもったいないよね〜と、笑いながら
私は続けました。


Y先生は決してエールのみんなを見下げていた訳ではないんだよ。
しかし、この言葉は、
多くの大人が「子どもは言わないとやらない」「怒らないと動かない」「教えないと気付かない」と思っている証拠だよ…って。

 


私は、少しだけ反省していました。

子どもたちをデキない子にしているのは、
大人が、子どもにはまだデキないと思っているからなんじゃないか…と。

私がその想いを言葉にすると、
笑っていた塾生の表情が変わりました。


「自由だから自分で考える」
「自分で決めるからやり遂げる」という

子ども本来のパワーを全開にして、
大人が持つ子どものイメージを変えて欲しい。

エールをそんな場にしよう。


最後にそう伝えて、
学習前MTGを終了しました。

 

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Y先生、ご見学ありがとうございました。

すべてを記せないほど、先生からはたくさんのご感想をいただき、
私たちにとって貴重な気付きとなりました。
ご縁をいただきました原田先生、北先生にもお礼申し上げます。